今回のテーマは、
「ANAカード・JALカードを発行してあなたも『陸マイラー』デビュー」
ANAマイル・JALマイルを貯めるためには、マイルを貯める場所、つまり「カード」が必要。これがなければ始まりません。
まずはカードを発行して、陸(おか)マイラーにデビューしましょう。陸マイラーとは、飛行機に乗らずしてマイルを貯める人のことを言います。
さて、マイルを貯めると言っても、ANAマイルだけではもったいない、わたしたちはJALマイルも同時に貯めています。
今回は、ANAマイルもJALマイルも両方貯めるために、わたしたちが保有しているカードについてお話します。
「ANAカード」「JALカード」どちらも保有する理由
どちらも貯めるには理由があります。
その一つ目は、「効率が良い」から。
たとえば、イオンで買い物をするならJALカードで決済します。イオンはJALの特約店となっており、通常の2倍のマイルを貯めることができます。
イオンでANAカード決済しても残念ながら2倍は貯まりません。
一方で、イトーヨーカドーで買い物するならANAカードで決済します。というのも、通常の買い物よりも、上乗せしてマイルを貯めることができる。
さきほどの例とは逆で、JALカードではそうはいきません。
つまり、ANAカード・JALカードそれぞれで、お得に・効率的にマイルを貯めることができる先が違うわけです。
もちろん、「私はANAマイル一本だから、イオンでもANAカードを使うわよ!」
それでも全然構いませんが、そういった事実があることを認識しておくと、より効率的にマイルが貯まるということです。
現にカードを分けても、常に7~8万マイル程度は貯まっていますし、年に3回から4回程度、マイルで旅行に繰り出しています。
旅行記も書いているのであわせてご覧ください。



あえてどちらも貯める理由の二つ目は、「それぞれに特徴がある」から。
確かに貯まりやすいのはANAマイルだとわたしたちも思います。
「ソラチカルート」という奇跡のような貯め方があり、圧倒的に貯まりが早いです。
しかし、貯まりやすい、ということは、多くの人がこの方法をすでに実践しているということ。
マイルを使って無料でゲットする航空券を「特典航空券」と言いますが、そもそも特典航空券の座席数はフライトごとに決められているので、多くの人がこの方法を利用するようになればなるほど座席を確保しづらいのです。
旅行のピークシーズンや3連休など、座席を確保するために激戦が繰り広げられる。
申し込みが始まった瞬間に対応しなくては、希望どおりのフライトが取れない可能性が高いというデメリットがあります。
一方でJALマイルは、貯まるスピードはANAマイルには及ばないものの、ANAよりも少ないマイル数で特典航空券を確保できるというメリットがあります。
たとえば、沖縄に行くとします。
その際、特典航空券を獲得するために必要となるマイル数はJALでは15,000マイル。しかしANAでは18,000マイルかかります。その差は3,000マイル。バカにできません。
そして、JALには「どこかにマイル」というおもしろいサービスがあります。
簡単に言えば、たったの6,000マイルで国内のどこかに行けちゃう、というサービス。
あなたの行き先を、JALが決めるんです。
たったの6,000マイルで往復できるなんて、嬉しい、そしてどこに行くかわからないという意味では、ワクワクするお得なサービス。
また、まだ私自身も体感してないので何とも言えないのですが、一説によるとJALのほうが座席を確保しやすいみたいですよ。
ということで、一長一短、ANAもJALも貯めておくに越したことはないな、という結論です。


私たちが保有する「ANAカード」「JALカード」
ANAカード・JALカードといっても種類がさまざまあります。どのカードを発行すればいいのやら。
わたしたち二人が実際に使っているカードをご紹介します。
ANAカード
「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」
東京の地下鉄、東京メトロが発行しているカードですね。
年会費は2,160円(税込)、初年度は無料です。
ソラは、空=飛行機、チカは、地下=地下鉄を指していて、ANAマイルとメトロポイントをこのカード1枚で貯めることができます。
そして、他のどのカードと比べてもANAマイルを貯めるには圧倒的に有利なカード。
先ほども少し話しました「ソラチカルート」が使えるからです。
少し話はそれますが、世の中にはたくさんの「ポイント」がありますよね。
代表的なところで、楽天ポイント・Pontaポイント・Tポイント・dポイント、、、、、これらのポイントも、マイルに移行できるって知ってましたか?
「知らなかった」という方は、ここで覚えておきましょう。
問題は、ポイントをマイルに交換する際のレートにあります。
多くのポイントは、ポイントをマイルに交換する際、半分の50%になってしまいます。
たとえば、楽天ポイント1,000PをANAマイル化すると、500マイルに。
たとえば、dポイント1,000PをJALマイルに移行すると、500マイルに。
半分の価値になってしまうんですね。
しかし「ソラチカルート」を活用した場合のマイルへの交換レートは、なんと81%と非常高い。
簡単に言うと、ポイントサイトで貯めたポイントの81%をANAマイルに交換できるのです。
たとえば、ポイントサイトの1,000円分のポイントをANAマイルへ交換すると、上図のとおり810マイルになります。
先ほどの例と比べると、その差は310マイル。
ソラチカカードを発行した一番の理由はここにあります。
数あるANAカードの中でも、交換レートが90%のソラチカルートを活用できるのは、このソラチカカードだけ。
それだけで十分選ぶ価値があります。


また、ANA JCBカード(ソラチカカードも含む)に限り、「ANA QUICPay+nanaco(アナ クイックペイ ナナコ)」という電子マネーを発行できます。
セブンイレブンやENEOSなどでお得にマイルを貯めることができますし、かつ、フライトする際も「SKIP(スキップ)」機能を使って楽々飛行機に搭乗できちゃいます。
発行には300円かかりますが、発行しておいて損はありません。付加しておきましょう。
詳細はこちらの記事も参考にしてください。
JALカード
さて続いてJALカードはどの種類を選ぼうか。
わたしたちが持っているカードの一枚目はJALの普通カード。
年会費は同じく2,160円(税込)で初年度は無料です。
このカードで注目したポイントは1点だけ。
電子マネー「モバイルwaon(ワオン)へのチャージでできるかどうか」だけです。
電子マネーへのチャージをクレジットカードで行なって、効率よくマイルを貯めるという、これも一つの作戦なのです。
参考までに書いておきますが、一人は上のクレジットカードを持っていますが、もう一人はクレジット機能の付いていない「JALマイレージバンクカード(以下JMBカード)」を保有しています。
マイルを貯める単なる箱だと考えてもらえば良いです。
飛行機に乗れば貯まりますがマイルが貯まりますが、当然これだけではJALマイルをたくさん貯めるのは困難。
あくまでクレジットカードとしてショッピングなどで決済するから、効率的にマイルを貯めることができるのです。
ではなぜわざわざこのカードを保有する必要があるのか。
それは、セゾン・ゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(以下セゾンゴールドアメックス)をすでに保有しており、SAIZON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)というサービスに登録しているからです。
SAIZON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)に登録すると、「ショッピング1,000円につき10JALマイル + ショッピング2,000円につき1永久不滅ポイント」を付与してくれます。
実はJALカードよりも還元率の良いカードを持っていて、お得にマイルを貯めることができるのです。
ただし、セゾンゴールドアメックスだけ保有していても、当然JALのフライトマイル、つまり飛行機に乗ったときのマイルまでは貯まりません。
なので、セゾンゴールドアメックスで買い物をしてJMBカードにマイルを貯め、JMBカードでフライトマイルを貯めるということになったのですね。
セゾンゴールドアメックスは確かに純粋な還元率は高いのですが、JALカードには特約店というマイルが2倍になる店も数多くあるので、最終的に獲得できるマイルは正直変わらないかなという考え方もあります。
ご自身に合ったカード・やり方をチョイスするのが一番です。


登録しておきたいオプション
マイルを貯めるうえで、ソラチカカードとJAL普通カードで登録しておきたいオプションがあります。
それは、「ANAカード:10マイルコース」「JALカード:ショッピングマイル・プレミアム」
私たちが保有するANAカード・JALカードで買い物などをしても、デフォルトではその金額の0.5%しかマイルを貯めることができません。
たとえば、10,000円の商品をカードで購入した場合、その0.5%・50マイルしか貯まらないということ。0.5%という数値は、決して高くありません。
基本は1%、つまり先ほどの例で言えば、10,000円購入したら100マイルを獲得できることが普通。
それ以下であれば還元率が低い。それ以上であれば還元率が高い。と考えてください。
私たちが保有しているカードは、実は還元率が低いのです。
だったらそもそも還元率の良いカードを選べば良いだけの話かもしれませんが、還元率の良いカードは、年会費が高いゴールドカードだったりプラチナカードだったりするわけです。
平気で年間15,000円とか、高いと10万円とかかかります。
もちろんその分サービスは充実していますが、なかなか手の届くものはないし、下手したら審査にも通りません・・・私たちも同じです。
そしてなによりも、他のカードにしてしまうと、ANAカードの場合で言えばソラチカルートが使えない。
なので、先ほどの「ANAカード:10マイルコース(手数料税込5,400円)」「JALカード:ショッピングマイル・プレミアム(手数料税込3,240円)」に申し込んで、還元率を1%に引き上げてもらうのです。


さて、この手数料は高いのかを考えてみたいと思います。
月10万円×12ヶ月=年間120万円をカードで決済したとしましょう。
還元率0.5%だと、6,000マイル貯まる。還元率1%だと、12,000マイル貯まる。
1%にしておけば、6,000マイルも多く獲得することができるということです。
つまり、その差額6,000マイルで、手数料分をまかなえているということがおわかりいただけましたでしょうか。
最後に
さて、もしここまでで、「ANAカード・JALカード発行したい!」と興味持った方は以下の記事をご覧ください。
ANAカードもJALカードも「紹介プログラム」がありますので、その紹介コードをお送りしています。
紹介特典のマイルを受け取れ、お得にマイル生活をスタートできますのでぜひご活用ください。
また、紹介プログラムについてはそれぞれのホームページをご覧ください。
繰り返しになりますが、ANAカード・JALカードいずれかのみを発行し、それに集約してマイルを貯めていくことも全然アリです。
もし余裕のある方はどちらも貯めてみましょう、クレジットカードの決済だけがマイルを貯める技ではないので、きっとどちらも貯めることができると思います。
ANAカード・JALカードを発行すると、自然と日々のなかにマイルが溶け込んできます。
この飲料を買ったら1マイル、ここで食事をしたら30マイル、この商品を買ったら100マイル、などなど。
そう考えると、ANAカード・JALカード、手放せませんよね。
なんなら、クレジットカード決済ができないお店に入ると、正直ガッカリします。
また、予想しえないマイルが突然獲得できたら、たとえばキャンペーンや抽選などで1,000マイル当たったりしたら、こう思うかも知れません。
「1,000マイルか。。。10万円分ショッピングして獲得したマイルと同じだな(還元率1%の場合)」
ここまできたら完璧です。たくさんマイル貯めれるようになりますよ。
貯め方は人それぞれ。私たちの話が、あなたのこれからのマイル生活のヒントになれば嬉しいです。
とは言え、まだカードを発行したにすぎませんからね。
ぜひすべての記事に目をとおしていただき、一緒に陸(おか)マイラーになりましょう!