【結婚コラム】失った時間を取り戻すのは難しい。だから失ってはいけないのです

今回のテーマは、

「【結婚コラム】失った時間を取り戻すのは難しい。だから失ってはいけないのです

 

仕事を終えて疲れて家に帰ってくる。

 

早く家に帰れば「なんで早く帰ってきたの?」

遅く家に帰れば「帰り遅すぎでしょ。もう夕食もすませたから適当にして」

玄関を開ける音やシャワーを浴びる音に「音がうるいから子供が起きちゃったじゃない。本当にやめて」

ケーキを買って帰れば「なんで夜中にそんな甘いもの買ってくるの。太っちゃうじゃない」

親切心でお皿を洗えば「汚い。洗い方がイヤ」、親切心で洗濯物をたためば「たたみ方が気にくわない」

で、「もうわたしが全部やるから触らないで」

 

こんな状況になってませんか?また、周りの友人で、こんな愚痴を言っている方はいませんか?

わたしの周りでは、こんな話をよく聞きます。

 

でも、言われているほうも、きっと何も考えずに腹を立てているだけなんでしょう。

「一生懸命家庭を支えるために働いているのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないの」

そう思っているとしたら、もうかなり重症。大切にすべきかなりの時間を失っているとわたしは思います。

 

たしかに、お金がなければ生活はできません。だから、家庭のために一生懸命働くのは正解。

しかし、家庭のために一生懸命働いていることを武器にするのは違う。

 

「一生懸命働いてやってるんだから、その恩を返せよ。」つまりはそう言いたいわけですよね。

そんなことを言っているつもりはないとしても、聞いている側からすればそうとしか受け取れません。

 

今はそんな状態だとしても、結婚した時、結婚式を挙げた時、相手を幸せにすると誓ったとき、きっと誰しもがそんなふうに思っていなかったはず。

それが「あたりまえの生活からくる慣れ」や「価値観の違い」などからイライラが積もりに積もって、いつしかそれが爆発。

お互いを思いやるどころか、うっとおしい存在にしてしまうのでしょう。

 

今と昔、昔がいつの時点をさすのかはそれぞれでしょうけど、いったい何がどう変わってしまったのでしょう。

一番の原因は、腹を割って正直な気持ちや今の状況を話す大切な時間を持てなかった。素直に甘えることができなかった。ということなのでは。

今仕事で忙しくて死にそうなこと、子育てでイライラがとまらなくてノイローゼになりそうなこと、本当はやってほしいことが山ほどあること、本当はかけて欲しい言葉が山ほどあること。

 

「自分でなんとか乗り越えなきゃ」「迷惑かけないように頑張らなきゃ」

結婚すれば仕事や家庭にさまざまな責任が伴います。

しかし本当は、結婚したからボクが・わたしが頑張る、のではなく、結婚したからこそ相手を信頼し、辛さも苦しさも嬉しさも楽しさもすべて共有すべきなのではないでしょうか。

そこに「一緒に生きている」「一緒に幸せになるんだ」という責任とはまた違う決意のような念が生まれ、共に手を携えて生きていけるのだとわたしたちは信じてやみません。

手を携えて生きていくことが、相手に対する思いやりにつながるのです。

 

冒頭のような、いわゆる相手を毛嫌いする状況になると、もう相手の声も聞こえなくなりますし、相手に対する働きかけはすべて無駄という考えになってしまいます。

その結果、人は楽しいほう・楽なほうにどんどん流れていきますので、最悪、浮気をしてしまったりと道を踏み外すことも。

 

今までの夫婦の時間をもう一度思い出してください。

本気で最初から考え思い出せば、そのすべてが悪かったということではないはずです。ステキな思い出もきっとあるはず。

思い出すことができないなら、子供の写真ではなく、夫婦の過去の写真をもう一度見てみてください。

 

そして思い出話をきっかけに、二人の時間のときに、話してみてください。本音を。

結婚したときの心境はどうだったか。結婚してから何が変わったのか。変わってしまったきっかけはなんだったのか。今の結婚相手に何を望んでいたのか。

辛いなら・苦しいなら泣いたっていいんです。その辛さも苦しさも、夫婦で共有すべきものなんですから。

それができれば、今まで失ってきた数十年の時間を取り戻すことができるきっかけになるかもしれません。

 

日々ストレス社会のなかで、あのころに立ち返れなくなってしまう世の中。

わたしもその一人なのかもしれない。何かとイライラしてしまったり、イヤな顔をしてしまったり。

そんなわたしを、わたしたちの関係を支えてくれているのは妻なのだろう。

 

強がりなだけのわたしの心を理解し、自分がどんな状態にあったとしても、まずはわたしのことを心配してくれる。

だから、大切な時間を大切に過ごすことができるし、素直になれる。

 

失った時間を取り戻すのは難しい。だから失ってはいけないのです。

「死ぬまで一生幸せ」が、誰もが望む未来なのだから。