今回のテーマは、
「室内干しの必要性と便利な竿『ホスクリーン』」
注文住宅の間取りも確定し、いよいよ着工に入るところでふと気づいたこと。
それは、室内干しするスペースがない、ということ。
もともとは、室内干しスペースなんていらないでしょ、と考えていましたが、よく考えるとやっぱり困るんです。
ということで今回は、室内干しスペースと、室内干しできる竿「ホスクリーン」について、わたしたちが悩み考えたことなどお話します。
INDEX
室内干しスペースなんていらないという考え方
そもそも、室内干しはあんまり好きじゃないんです。
というのも、部屋のなかに洗濯物が干されているその光景が、いかにも生活感に溢れているから。
生活感に溢れているということは、とてもじゃないけど「おしゃれ」とは言えない空間が、そこに広がっているわけです。
それに、上図はわたしたちの2階の間取りですが、洗濯物を干すスペースって結構たくさんあるんですよね。
バルコニーには洗濯物を干す場所が2カ所もあって、それも屋根付きインナーバルコニーになっているため、アメにも濡れにくいですし。
お風呂には、浴室暖房乾燥機200vをオプションで付けているので、完全に雨の日なんかはここで干せばイイ。
もし洗濯物にお日さまをめいっぱい浴びさせたいときは、6~7畳程度と小さいながらもお庭があるので、そこで干せばよいのでは。
だから、わざわざ室内干しするためのスペースなんて、いらなかったんです。


一時的に室内干しできるスペースがない
問題は、乾いたあとの洗濯物の処理にありました。
洗濯物が乾いてすぐに取り込み、すぐに畳んでしまえば何の問題もない。
ですが、一時的に室内に干す・またはかけておきたい、なんてケースもでてくるはずなんです。
たとえば、出かけるまでに時間がないけれど、洗濯物だけ室内に取り込んで、あとで畳むとか。
家に帰ってきたのがちょっと遅くて、夜の湿気を洗濯物が吸ってしまって若干湿ってるから、しばらくかけておこうとか。
それをどこにかけるか、が問題になるわけです。
干すところがないとどうなるのかを考えてみると、上図のように、無理やりハンガーにかけたり、またはドアにかけたり。
このように、室内のどこかに洗濯物をかけておく場所がないと、生活感が溢れてしまうという結果に。


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室内干しスペースをどこにするか模索してみると
わたしたちのこだわりの2階間取りはちょっと特殊で、インナーバルコニー含めてグルグル回れるようになっています。
それぞれの空間が、通路としての役割を担っているわけで、効率的に空間を使っているのです。
でも逆をかえせば、通路に室内干しスペースなんて、設けることができないわけで。歩くのに邪魔すぎますから。
一般的には、家事室やサニタリースペース・洗面所にそのスペースを設置するのがベター。
でもわたしたちの場合は、サニタリースペース・洗面所から寝室や子ども部屋に通じているので、邪魔すぎるんですよね。

では、洋服などを収納しておく、クローゼットスペースならどうなのか。
間取り的には行き止まりの空間になっているので、おおいにアリ。
天井には、スポットライトのためのライティングレールが引いてあるものの、それにかからないように設置できれば問題なさそうです。
ただ、洗濯物をかけている間は、クローゼットのドアと洗濯物が干渉してしまいそうですけどね。
最初は、上図のような、ウォークインクローゼットにしようと目論んでいました。
しかもドアを付けずに、空間自体をフルオープンにしておしゃれに魅せようかと。
でも現実的には、予算やそのなかに置くものを考えるとなかなかむずかしくて、結局トビラ付きのクローゼットにしたのです。
もし普通のウォークインクローゼットだったらドアが付きますから、そこに室内干しスペースを設けるのあアリだったかもしれません。

または、取り込んですぐにかけられる、寝室ベッドの両脇、またはワークスペースの上に設置するか。
でも寝室は、600mmほど上げ天井にしているので、高さが3mくらいあるんですよね。
それに、ベッド両脇だったら寝るときにかけてあったら邪魔だし、ワークスペースだと作業するとき邪魔だし。

室内干し器具ってどんなものがあるのか
そもそも室内干し器具とは、どんなものがあるのか考えてみると。
まずは、森田アルミ工業さんのワイヤー式のもの「PID」ですね。
物干し竿が不要でグッドデザイン賞受賞するほどデザイン性も高いですし、壁さえあればどこにでも付けられるからとても便利な一品。
長さも4mまで伸ばすことができるため、余裕を持って使うことができます。
商品自体の出っ張りが気になる場合は、「PID」専用のニッチに格納してしまうという手もあるようですよ。
ただ、ワイヤーをひっかけるときにクロスを傷つけてしまう可能性があることや、重さでワイヤーがたるむと真ん中に洗濯物が寄ってしまう、なんてデメリットもあるようです。
あとは、色合いがホワイトであることも、部屋のコーディネートに合わない可能性が。
そして、室内干しの王道と言えば、ホスクリーンさんの天井付けの商品。
吊り輪の部分が、使わないときは取り外し可能であることから大人気なんですよね。
天井に取り付ける土台も、カラーがベージュやブラックまで揃っています。
ポールの長さも1mあるものも用意されているので、ある程度の上げ天井にも対応できますし、傾斜天井でも設置可能なので便利。
しかし、先ほどの「PID」と比べると、物干し竿を買わねばならない点、そして、竿の長さも2,340mmまでしかない点は、ちょっとデメリットなのかなと。



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クローゼットスペースにホスクリーンを取り付けるとすると
ホスクリーンがイイとは言うものの、ホスクリーンにすると厄介なことに。
それは先にも話したとおり、ライティングレールがあるため、ホスクリーンの土台を付ける場所が難しい。
上図のように、両サイドに付けてしまうと、竿の長さが足りないのです。2,340mmまでしかないわけで。
となると考えられるのは、上図の2パターン。
2セット取り付けて長さを確保しにいくか、1セットのみで対応するか。
どちらにしても、どっちかのクローゼット側に寄ってしまうんですよね。
しかも、2セット付けてしまうと2セット分の費用がかかってしまいますし、1セットだと集約させる分耐荷重の心配もあるのかなと。




最後に
ということで、ホスクリーンをクローゼットスペースに設置する方向で。
しかし気付いてよかった、あやうくカーテンレールとかにかけておく事態になりそうでした。
せっかくの注文住宅、自分たちの理想の空間を造るためには、本当に細かなところまで考えなければいけませんね。
ホスクリーンにはセットも販売されています。
天井からの高さに応じて、ポールの長さも考えなければいけません。
わたしたちは標準サイズで、天井を一般的な2,400mmと考えた場合、床から1,760mm・1,850mm・1,940mmの位置で調整できるタイプにしようかと。
手を伸ばしたときの高さなので、ちょっと紛らわしいですね。気を付けてください。