今回のテーマは、
「どうしようもない梁や柱をおしゃれに魅せる工夫を考えてみる」
注文住宅の建築確認申請をあげるタイミングになると、いろいろと発覚するハプニング💦
わたしたちも、1階LDKに、どうしても梁や柱を建てざるを得ないという状況に。
でもせっかくなら、それをなんとか魅せる内装に仕立てることはできないのか。
今回は、構造上どうしてもできてしまう梁や柱をおしゃれに魅せるために、わたしたちが考えたことについてお話します👍
どうしても梁や柱が必要になった理由
上図は、わたしたちの間取り図です。ご覧のとおり、1階LDK・2階居室の造りになっています。
ここで発生する問題は、1階LDKに柱や壁が少ない、という現実。キッチン前の壁も、腰壁の高さになっていますしね😢
1階LDKだと、どうしてもこうなりがち。要は、1階が2階を支えられないということです。
特に、お風呂が2階のど真ん中にあるため、その真下の1階スペースがやや手薄になってしまうようです💦
ですから、工務店さんが言うに、ここに構造上の梁や柱を入れなければいけない、とのこと。


我が家の間取り最終版は↓↓の記事をご覧ください👍
梁や柱で2階を支えるためには
構造の問題をクリアするには、まず1つ、お風呂の真下・キッチンの角に強い柱を建てるということ😨
でも別にこれは、わたしたちのなかではたいした問題ではありません。
というか、そもそもここには、化粧柱を建てるつもりでしたから。
上図のような化粧柱で、隣の和室部分を囲もうと思っていたのです。
それが化粧柱から構造上の柱になることは、特に問題なし、同じ柱ですからね。色も塗れますし👍
しかし、これだけでは終わりませんでした。
2階を支えるためには、先ほどの柱と、上図の緑2カ所のどちらかに、太い構造上の梁が必要になる💦
その梁が太いので、天井から梁が下に出てきてしまうようなのです。
しかも、ここの梁は見せれるものではないため、色も塗れずクロス巻きの対応になるそう😢
具体的に言うと、
- キッチン腰壁の上に高さ170mmの垂れ壁を造る
- キッチンに立つ位置の上あたりに50mmの梁を出す
このいずれかを、必ず採用しなければならないという事態に。
となると、上図の2パターンのいずれかになるわけです。
和室リビングを、170mmの垂れ壁で囲んで終わらせるか💦
または、和室リビングは先の写真のように化粧柱・梁で飾り、その後ろに50mmの梁を出しておくか。






部屋の立体感について考えたお話は↓↓の記事をご覧ください👍
天井にもう1本化粧柱を追加する
だったら、構造上の梁とサイズ感を合わせて、造作で化粧梁を追加し、天井のデザインにしてしまえば良い✨
そして同じクロスを巻いてしまえば、違和感はおそらくなくなります。
天井は、上げ・下げ天井にしたり吹き抜けにしないと、なかなかデザイン性を高めるのは難しいんですよね。
ただクロスを貼るだけで終わってしまうという💦
わたしたちの間取りも、吹き抜けをやめて平天井にしているので、天井の工夫はどうしようかと迷っていました。
が、この化粧柱・化粧梁のおかげで、ちょっとはそれが解消されたのかなと💡
ただし、天井には照明器具が設置されているわけなので、実際にはちょっとずれたりもします。
照明に影響のないように、化粧梁を付けなければいけませんね💦
とにもかくにも、構造上の柱や梁をつけざるを得ないということであっても、逆にデザイン性が高まる結果になりました✨
もし1階をLDKにする場合は、こういった構造上の問題に対する対策まで、あらかじめ予測しておくとイイと思いますよ。




タマホームさんで同じ間取りを造ってもらったお話は↓↓の記事をご覧ください👍
この発想を廻り縁にも応用して造作する
上図は、わたしたちが大好きな、海外ホテル「アウトリガー」さんの一室。
わたしたちの注文住宅も、こんな雰囲気に仕上げたいなあと考えているわけです💡
さてここで気になるのは、アウトリガーの天井の太い廻り縁、廻り縁というか、ただ板を貼って巻いてあるだけという感じですが。
これ、付けたいんですよ、わたしたち😲
でも、なかなか太い廻り縁付けてくれるところってないんです。
そもそもメーカー商品に太いタイプの規格もないですし、結局は費用の高い輸入品に頼らざるを得ない💦
だったら単純に「板を塗って貼って造作してください」ってことになります。
もちろん、工務店さんの返事は「手間もそこまでかかるわけではないので、大丈夫ですよ」とのこと✨
先ほどの化粧梁の問題を造作で解消できるなら、廻り縁だってもちろんできるわけですよね。




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最後に
間取りは通常、1階・2階のラインが揃うが基本。
ラインが揃ってないと、構造上のゆがみで梁や柱を造らなきゃいけなかったり、そもそもその間取りが不可能だったり💦
さまざまな支障がうまれてきます。
現にわたしたちも、この間取りをいくつかのハウスメーカーさんに持っていったら、残念ながら同じようにはできないとのこと😢
でもそんなのイチイチ気にしてたら、お気に入りの間取りなんて一生できあがりません。
構造上の問題があっても、それを補うたくさん工夫があれば、きっとおしゃれなものになるはずです。
これから間取りを造る方は、ぜひこのあたりも考えながら進めてくださいね💕
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