今回のテーマは、
「注文住宅を建てるまでの決めるべき一連の事項をご紹介。前もって準備・下調べをかかさずに」
注文住宅を建てるまでには途中途中さまざまなことを決定していかねばなりません。
あらかじめ「こんな家にしたい」「あんな家にしたい」という漠然としたイメージはさることながら、細かく水回り設備はこんな感じ、外壁はこんな感じ、という具体的なイメージを固めておいて進めるとスムーズに進みます😲
今回は、家を建てるまでのスケジュール感や決めごとについてお話していきたいと思います👍
スケジュール感
土地を購入してから約1年後までにはそこに居住していることを前提にスケジュールを逆算しましょう。
すべてのことを決めて実際に施工に入ってからは約4ヵ月から5ヵ月程度で家は建ちます😲
つまり逆算すると約半年間かけて、そのもととなることをすべて決めていくことになります。
毎週土日が休みだとして必ず週一回打ち合わせに行くとしても、約半年間ですと、24週・24回分の打ち合わせしかできません💦
すぐ行ける距離にハウスメーカーや工務店さんがあるのであればまだしも、今住んでいる場所から遠い場所に家を建てるならとても大変。
わたしたちも約2時間半かけて毎週通っていますが、1ヵ月くらい経ったころから結構辛くなってきます・・・😢
ですので、一回の打ち合わせどれだけイメージを固めて決めきれるか、というのが大事。
決めきれない部分は持ち帰って相談し、できれば翌週には回答するくらいのスタンスでのぞんだほうが良いです。
というのも、住宅ローンの関係がかかわってくるから💡
土地を購入した段階から住宅ローンがスタートするわけではありません。あくまでも建物を建てて引き渡しされて以降から住宅ローンが発生します。
でも土地は先に購入しているため、建物が建つまでの約1年間は、利息を数万円(わたしたちの場合は約2万円)ずつ毎月支払うことになるのです😨
まだ新しい家に住んでいないのにお金を払うのか、という気分にもなるので、当然納得のいく家を建てることを前提に、できるだけ早めに決めるべきことを決めて施工したほうが本当は良いと思います。
しかも土地購入に対して100万円程度、建築に対して100万円程度、手付金を支払うことになります。いずれも建物引き渡し後に返ってくるものですが、覚えておきましょう👍


また、家が建つ時期も念のためイメージしておいてください。何を意味するかというと、引っ越し費用が問題になってくるということ💦
わたしたちもこの3年間くらいで2階引っ越しているのでよくわかるのですが、引っ越しにはピーク時期・ハイシーズンというのが存在します。
簡単に言えば旅行と同じで、ピーク時期・ハイシーズンに引っ越すと、かなり費用が割高になる😢
家族世帯でその時期、特に年度の変わり目である3月あたりに引っ越すと、安くて30万円、高ければ40万円以上かかりますよ。
できれば、その時期の2ヵ月程度前または後に引っ越すと最安値を確保することができます。10万円単位で違いますから😟


ということで、利息や引っ越し時期もふまえてスケジュールを考えましょう。それだけで少しでもお得になるはずです。
続いては、実際に家を建てるにあたり、どんなことをどんな順番で決めていくのか、についてお話していきます。
間取り
何と言ってもまずは間取り。
まずはおおよその大きさを決めて、住宅ローンを組むための申請を金融機関に行います。ですので、おおよそのカタチだけは早々に決める必要があります💡
住宅ローンの申請が通ると、いよいよ本格的な間取りの検討。これにかなりの時間を要します。
家を建てるための工程のなかでも一番大事、これをミスってしまうと住んでから後悔することにもなりかねませんので慎重に💦
玄関・リビング・ダイニングキッチン・階段・洗面所・お風呂・トイレ・収納・和室・子ども部屋・駐車場・駐輪場など、どこのどの広さでどの向きで設置するのか、老後の生活・周辺環境・小さい子供・生活動線・風通り・採光・匂い・物音・耐久性・冷暖房効率なども意識しながら。



本当に時間をかけて間取りは決定していくもの。
しかし、途中で意見のぶつかりあいや、打ち合わせに行くのがめんどくさくなったりもするので、ぜひその時間を楽しみながら過ごしてほしいと思います👍

間取りの最終版は↓↓の記事をご覧ください👍
サッシ(窓)
先ほどの間取り図をもとに、窓の種類・位置・大きさを決めていきます。
窓を大きくとれば採光は確保できますが、つけすぎれば耐久性が落ちる。縦・横型の窓は外観はオシャレになるが、イマイチ採光が不安、など整理ながら窓を決めていきます。
一番辛いのは、立体的に考えながら想像のなかで窓を決定していくこと😢




床やドアなどを考えたときのお話は↓↓の記事をご覧ください👍
外部仕上げ
次に外部仕上げを決めに行きます。
外部仕上げと言ってもいろいろ。屋根・ひさし・外壁・玄関ドア・軒天・破風・雨樋・排水管などなど。
玄関ドア一つとっても、多くのメーカーから多くの種類が出ています💡
差額の発生しない標準仕様のなかから選ぶのか?それともハイグレードで、たとえばタッチレスで開く玄関ドアにするのか?色はデザインは?大きさは?
それぞれ細かく考える必要がありますし、何と言っても外壁は家のデザインの第一印象。こだわりたいところです👍




外観のコーディネートが完成したときのお話は↓↓の記事をご覧ください👍
設備器具
システムキッチン・システムバス・洗面化粧台・トイレ・給湯器など。
特に、キッチン・バス・トイレ・洗面あたりはショールームに行って標準設備と見比べるべき😲
標準仕様がどのグレードなのか、また気に入ったキッチンは差額いくらで設置できるのか、など、絶対に把握しておいたほうが良いです👍
ここで、こだわった分だけ大きく金額が跳ね上がることは間違いありません。




注文住宅の水回りオプションについては↓↓の記事をご覧ください👍
内部仕上げ
床・壁・天井。さらに細かいところで建具・取っ手・ガラス戸・塗装・物干し・外構・押し入れなどなど。
床・壁・天井は素材もそうですが、やはり色合いのバランスがどうか、は考えたい。部屋の雰囲気全体が決まってしまいます😰
オシャレなクロスを貼ることもできますし、梁を出して天井を高くすることもできます。
また、あわせて造作部分も考えていきます。
造作とは、あらかじめ大工さんにお願いして、家の一部として作ってもらうというもの。
造作はやり方次第でとってもオシャレな空間に仕上げることもできます✨




電設関係
これまで決めてきたことをふまえ、どこにどう電気口を造るか。
その種類もいろいろ。レールタイプにもできるし、埋め込み式のLEDにもできるし。
これも内装を決めるところであらかじめイメージしながら進めると効率良くいくはずです😊
特に問題になるのは、普通のコンセントやスイッチの位置。細かく動線や手の長さ、身長、家具の置く位置などを考えて付けないと、あとで必ず後悔することになる💦




照明計画を見積もってみた結果は↓↓の記事をご覧ください👍
最終調整
そして、最終調整に入ります。
これまで決めてきたことが、すべて予算の範囲内でいけるのかどうか。もし無理なのであれば、どこかしらを削っていく、ってことですね😨
ハウスメーカー・工務店さん側からすれば早く決めちゃいたいわけですから、いったん自由に決めさせて最後に調整すればイイ、くらいの考えなのでしょう。
でもそれは、正直おすすめしません。
最初に決めた内容は、きっと理想とするイメージで決めてきたはず。それを最終調整で削っていくって、気分的にどうですか?😢
だったら、最初から何にいくらかかるのかを把握しながら、限られた予算のなかで最高のパフォーマンスをしていったほうが、最終的に家が建ったときに、納得感があると思います。




注文住宅購入後にかかる費用について考えたお話は↓↓の記事をご覧ください👍
最後に
冒頭のスケジュールを振り返ると、これらのことを約半年間で決めるということです。
予算に限りがないのであれば、ハウスメーカー・工務店さんにすべてお願いしても問題ないかと思いますが、普通はそうもいかないですよね💦
ご家庭の状況やライフスタイルだってそれぞれ違うわけですし、一人ひとりのこだわりもあるわけですから。
それに、細部にまで手を入れていってこそ、きっと最高の持ち家になるものです✨
時間に限りもありますが、ぜひこの機会にたくさん情報収集をして、お友達にも自慢できるような家を建ててくださいね💕
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